眉下切開とは
眉下切開というものについて説明をしてみましょう
美容外科の目の手術で切るものと言えば、
- 切る二重の手術
- 目頭切開
などがよく行われており、知っている方も多いと思います。
それに比べ、眉下切開という施術は、聞いたことがないという方も結構おられるかもしれません。
ですので、
と言ってカウンセリングに来られる方はほとんどいません。
眉下切開を受けられる方で多いのは・・・
何とかなりませんか?(ホンマかなんわ!)
といったカウンセリング内容の方で、
と説明をして、そこで初めて眉下切開という手術の存在を知る、というケースです。
目の上のたるみ
例えばこの方・・・
目の部分だけを拡大すると、普通に黒目もしっかり見えているし、問題なさそうに見えますね・・・
が
眉毛から額の方まで見てみると・・・
なんとなくちょっとしんどそうです
頑張って目を開けている感が漂ってきますね
まぶたが重たい方の特徴が随所にみられます
① 額にしわが強く出ている
② 目と眉毛の間がまあまあ広くなっている
③ まつ毛の上に皮膚がかぶさって、まつ毛が下を向いている
①,②は、まぶたが重たいので、(無意識に)頑張って眉毛を上げて目を開けている動かぬ証拠です
(眉毛は動いてますが・・・)
そして、眉毛を上げているにもかかわらず③の状態になっているということは、たるみがまあまあ強いことを意味します。
目だけを見るとそんなに重さを感じないのは、無意識に眉毛を上げて重さをカバーしているからです。
もし、眉毛を上げずに目を開けると、きっと黒目の上半分ぐらいが隠れてしまうでしょう。
実は、このような方は非常に多くおられます。
程度の差はありますが、ある程度の年齢(たるみが出てくる30代後半以降)になると、ほとんどの方がこのような傾向になってきます
(例外はありますが)
どういう改善方法があるのか
この方は二重をご希望でご来院されましたが、二重の手術はおススメしませんでした。
理由
埋没法を行えば、たるみの強い方でもいちおう二重にはなります。
しかしたるんでいる皮膚がどこかに消えてしまうわけではなく、二重のラインの上に被さってくるだけです。
たるみが強い方が二重にすると、この「被さり」が強く出てしまい、食い込んだような不自然な二重になってしまうことが多いです。
さらに、たるみを残した状態で二重にすると、ラインの形が角ばったような形になったり、左右で差がでやすくなったりします。
以上より、この方へは、
という説明をしました。
その、たるみを取る手術というのが、
眉下切開です
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眉下切開
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