ヒアルロン酸を７本入れると顔が大きく・・・なりません

５０代女性

行った施術

ヒアルロン酸注入計７本

施術前　→　施術後１週間

コメント

この症例の方は、たるみやしわが気になるとのことでご相談に来られました。

額、眉間の表情じわにはボトックスをご提案、まずはボトックスから受けていただきました。

たるみに関しては、口横のたるみやほうれい線が少し目立ちますが、お顔全体を眺めてみると、全体的にボリュームが足りないことに気が付きます。

こめかみ、ほほ骨下の凹みが目立ち、それによってほほ骨が強調され、輪郭がひょうたんのようになって余計にたるんでいるように見えます。

（この写真を撮影した時は既に額と眉間のボトックスが効いているのでつるんとしています）

たるみに対して糸のリフトでもよいのですが、糸のリフトではボリュームを補うことはできません。

この方の場合は適切な位置に適切な量のボリュームを補ってあげるとよい変化が出そうと判断し、ヒアルロン酸注入をおすすめしました。

パーツごとに入れていってもよいのですが、顔全体にまんべんなく注入する方が全体の印象をしっかりと変化させることができます。

ただ、そうすると必要なヒアルロン酸の本数がかなり多くなり、予算も上がってしまいます。

そこで、限定で行っていた「本数をたくさん入れると大変お得ヨ」キャンペーンのご案内をして、ご本人様も同意していただけました。（今はこのキャンペーンは終了しています）

ヒアルロン酸でお顔全体の印象を変える方針としては

①　輪郭を整える

こめかみの凹み（赤いライン）、頬骨下の凹み（青いライン）があると、お顔がゴツゴツとした印象に見えるので、この部分をほんのり膨らませて輪郭を滑らかにしていくのが最優先です

あごが小さい方はあごも整えるとよいのですが、この方はあごはしっかりあるので今回は注入は行いません

②　お顔の重心を高くする

この方は頬の高さがやや少なく、横から見ると平らなホホをしていました。

赤く囲った部分にほんのり高さを出すと顔の重心が上に来てリフトアップ効果を出すことができます。

入れすぎるとパンパンになりやすい場所なので控え目な量で充分です。

③しわを浅くする

ほうれい線やマリオネットラインは、パッと見で気になりやすい場所なので、まずここをなんとかしたい、という方も多いのですが、先にお話した①、②を先に整えてからのほうが全体のバランスは整います。

優先順位は①→②→③の順番で整えていくほうがよいのです。

今回はこの①、②、③を一気に全部整えていく方針となりました。

必要な本数は

①　こめかみ　ボリューマ　２本

ホホ骨下　ボリフト　２本

②　ほほ　ボリフト　１本弱

③　ほうれい線　ボリフト　１本強

マリオネットライン　ボリフト　１本

でトータル７本になります。

ここで、「一気に７本も入れたら顔がパンパンになりそうで怖いわ」という声が必ず飛んでくるのですが、

『絶対大丈夫です。むしろ７本でも少し足りないぐらいかもしれません』という僕の言葉を信じて施術を受けてくださいました。

実際の注入量はこんな感じになりました。計７．０ｃｃです

さて、７本入れるとどんな感じになったでしょうか

施術前と施術直後

直後ですがパンパン感ありますでしょうか？ほぼ無いと思います。

腫れも内出血もほぼありません。

施術前と施術１週間後

１週間目ではどうでしょうか？

変化はとても自然だと思います。

輪郭がほどよく丸く整いました。口横のたるみもリフトアップしています。

目の下にほんのりふくらみをもたせることでほほのリフトアップ効果も出ています。

ほうれい線、マリオネットラインも薄くなっていますね。

ご本人様にも大変満足していただけました。（これが一番大事）

今回７本使用しましたが、顔全体を整えるとなると７本でもちょうどよいか、もう少し足してもよいぐらいでしょう。

少なくとも入れすぎな感じにはなりません。

もちろん、必要な本数は個人差が非常に大きいです。

この方のような痩せ型のお顔の場合ですとこれぐらいの本数でも全く問題はありませんが、もともと肉付きが良いお顔の方ではこんな本数は入れないほうがよいでしょう。

今回は、「これだけ本数を入れても問題ない方は問題ないですよ」という一例をご紹介いたしました。

ヒアルロン酸注入が気になっている方はぜひカウンセリングにお越しください。

カウンセリングの際に、ヒアルロン酸を入れたほうがよさそうな部位、本数をお話しますので、ご予算とも相談してご検討いただければと思います。

施術の説明