糸を3本使い、作りたいラインに沿うようにまぶたの目頭側から目尻側まで広くしっかりと止めていく方法です。
当院の埋没法はこのグランドスクエア法で行います。
グランドスクエアのココがすごい
① デザイン性
3つつながった四角は、端は目頭近く、もう1つの端は目尻近くまで届きます。
作りたいデザインに沿って、端から端までなぞるように糸が通ります。
こうやって止めることで、より正確にデザイン通りにラインを作りやすくなります。
例えば下のような広めの平行型ラインを作る場合では・・・
手術直後の眼を閉じた写真を見ればわかります。
二重のラインのカーブと、針孔の位置がぴたりと合っています。デザインしたラインの通りに糸がかかっている証拠です。
もちろん無理をすればグランドスクエアでも不自然なラインになります。
どの方法においても大事なことは、どこまでが大丈夫でどこからが無理かを正確に判断すること。
そこはやはり術者の経験によるものが大きいですが・・・
グランドスクエアなら、無理なデザインを最初からしなければ、ほぼデザイン通りに仕上がります。
狙っていたラインと仕上がりのラインが違った、ということがほとんどなくなります。
目頭切開を併用したほうがよいようなきわどい平行型を狙う時や、厚いまぶたの方、幅の広い二重を作る時などは、グランドスクエアのデザイン力が威力を発揮します!!
② 持続性
グランドスクエアでは、3つの独立した面により、まぶた全体を強く支えます。なかなか伝えるのが難しい理屈ですが・・・
わかりやすくするために、糸を1本使って二重を作る場合を考えてみましょう。通常の点で止める方法と面で止める方法では、以下のような違いがあります。
点と面では、支える範囲が違っているのがわかりますね。(ね?)
支える範囲が広い方が安定するので二重のラインが取れにくくできます。
そして当然、1本よりも2本、2本より3本のほうがより安定するでしょう。(きっと)
この、3本使って広く止める方法がグランドスクエアの止め方です。
3本の糸を使うことにより、1か所が緩んでも他の糸が支えてくれるため、ラインは簡単に崩れません。
この方法の場合、ゆるく締めると腫れは少なく抑えることができますが、糸が透けて見えたり、結び目が飛び出してきたり、また、取れやすくなったりします。
逆に、強く結ぶとしっかり止まって取れにくいかと思いきや、糸はすぐにどんどんまぶたの中に埋もれていき、ラインは消えます。
適度な強さで糸を結ぶことで、持続性の高いラインをキープすることができます。
③ 腫れにくさ
四角く糸を止めていく場合、まぶたの広い範囲に糸がかかるため、結ぶ際に強く締めると腫れが非常に強くなります。
四角を3つ作りながら腫れを少なく抑えるには、糸の結ぶ強さを3本それぞれで微調整をする必要があり、難易度が高くなります。
僕はグランドスクエア法(と同じ手術)を約1500例以上行ってきました。その1例1例に発見があり、それをもとに改良に改良を重ねて、現在に至ります。
以上より
グランドスクエアをお勧めする理由としては
- 取れにくさ
- 腫れにくさ
- 仕上がりの美しさ
ということになります。
全てにおいて最高レベルの完成度
全ての方に自信を持っておススメできる、当院一番人気の埋没法です。
迷ったらグランドスクエアで決まりです!
その他の注意事項は他の埋没法と同様です。
二重埋没法のページご覧ください。