このような方におススメ
- 体に異物を入れることに抵抗がある
- 一度で効果が長く続くものをやりたい
- 気になる部分を一気に改善したい
- ダウンタイムが少し取れる
料金
お顔の脂肪注入 | |
1か所 | ¥210,000 |
2か所 | ¥320,000 |
3か所 | ¥400,000 |
それ以上(1か所) | ¥50,000 |
手術代には、局所麻酔代、笑気麻酔代は含まれています。
額への注入は、+¥50,000かかります
施術の説明
脂肪注入とは
お顔の中で、凹みによって影になったりしわになったりしている部分に、ご自身の体から採取した脂肪を注入する方法です。
ヒアルロン酸などの異物を注入する施術と違い、ご自身の組織を注入するので、アレルギー反応が起こる可能性がないことや、感染の危険が極めて少ないことが大きな利点です。
また、注入部位や注入量によって変わりますが、注入した脂肪は全て吸収されずにある程度残り、術後3~6か月で定着して半永久的に持続します。
定着が弱い場合、一回では効果が出にくい部位(ほうれい線、口角など)では、半年以上開けるともう一度注入を行うこともできます。
脂肪を注入することで皮膚の血流が改善され、ハリが出たり、色調が改善されたり、といった効果もあります。
定着を少しでもよくするため、以下のようなことに気を付けましょう。
脂肪の定着のために
- 体重を落とさない
- 禁煙
注入可能部位
ほうれい線、口角、ゴルゴ線、目の下、こめかみ、ほほ、額など
ある程度しわや凹みが深い部分がよい適応となります。
脂肪採取部位
通常は左内ももから採取します。
脂肪が非常に少ない方の場合、右内ももからも採取することがあります。
ご希望があれば、おなかから採取することもできます
脂肪注入のメリット
ご自分の脂肪なので安心
異物ではない、ご自身の体から採取した脂肪を注入するため、異物反応が起こるリスクがありません。ヒアルロン酸等であっても異物反応が起こる事はめったにありませんが、長期的に見ると脂肪注入の安全性は高いと思われます。
美肌効果も
注入した脂肪の周りには、新しい血管が作られます。それにより、皮膚の血流が改善され、ハリ、ツヤが出る、色調の改善などの美肌効果も期待できます
部位によってはお得
ヒアルロン酸を4本入れようと思えば、4本分の料金がかかります
脂肪注入は、部位ごとの料金設定なので、何cc入れても値段は一律です。
注入する範囲が広い場合(ほほやこめかみなど)は脂肪注入のほうが実はお得です。しかも定着するし
施術の流れ
STEP 1
吸引する部位、注入する部位をペンでデザインした後、お顔と足を消毒して準備をします
STEP 2
点滴から静脈麻酔のお薬を注入します。徐々にぼーっとして眠たくなってきます。(静脈麻酔オプションありの場合)
STEP 3
意識がなくなったことを確認してから、手術を開始します。
左足の付け根に小さい傷をつけた後、吸引する部位全体に薄く局所麻酔を行います。
STEP 4
カニューレという細い金属の管がついた注射器を使用して、注入に必要な分だけ脂肪を吸引します。
手術開始10分程度で意識が徐々に戻ってきますが、その時には脂肪の採取は終わっています。
STEP 5
採取した脂肪を遠心分離にかけて不純物を取り除いた後、注射器に入れてお顔に注入していきます。
STEP 6
手術終了。お顔をきれいにして、足に圧迫ガードルを履いていただきます
施術をうけるにあたって
施術時間 | 約30~60分 |
麻酔 | 局所麻酔・笑気麻酔・静脈麻酔(オプション) |
施術中の痛み | 局所麻酔が効いているので、吸引中の痛みはありません。こすられているような、押されているような感覚は残ります。 |
通院 | 不要 |
ダウンタイムの過ごし方
手術当日~術後1週間
術後1週間程度は、注入した部位の腫れ・ぼこつきや内出血が気になる時期です。メイクが翌日からできますので、メイクやめがね、マスクなどでごまかしてみましょう。
また、脂肪採取部位の痛み、内出血もやや強めに出る時期です。軽いウォーキング程度なら可能ですが、運動などはこの時期は控えておきましょう。
術後1週間目以降
ほぼ通常通りの生活を送っていただけます。脂肪はまだ定着していないため、注入部位のマッサージなどは控えましょう(目安半年ぐらい)。
足の圧迫ガードルは、内出血が完全に引く2週間ぐらいまで着けられることをおすすめします。
脂肪は術後3~6か月で定着し、半永久的に残ります。
洗顔 | 当日は水洗い。翌日から通常に可 |
シャワー・洗髪 | 翌日から |
メイク | 翌日から |
入浴・運動・飲酒 | できれば1週間後から |
車の運転 | 翌日から |
お仕事をされている方は、1週間程度のお休みを取られる時期に手術を受けることをお勧めします。
一般的な経過
腫れ・ごつごつ感
注入した脂肪は全て定着せず、術後3か月程度かけて30~40%ぐらいまで減ってきます(その後はご自身の脂肪として定着します)。
それを見越して、注入量は少し多めに入れることが多いです。
そのため、施術して1~2週間程度は、やや膨らみ過ぎているように見えます。触ると固くしこりのように触れます。
この状態から少しずつ膨らみが減っていき、柔らかくなっていき、最終2、3か月で狙いの状態になってきます。
また、麻酔による影響もあり、当日数時間は白っぽくなっていたりします(翌日には治まります)。
むくんでいるような腫れは、。2,3日で腫れのピークは越え、1週間程度でほぼ落ち着きます。
ここが大事
最初はしこりのような固さが気になるかもしれませんが、数か月かけて必ず治まります。術後早い段階でマッサージなどをしてしまうと、定着が悪くなる、しこりがさらに固くなってしまう、などが起こりますので、マッサージはせずに様子をみましょう。
内出血
皮膚表面に薄く出る場合から、皮膚の奥のほうにやや暗い色として出る場合まで、個人差があります。
通常2週間程度で消失しますが、奥のほうに出た場合、吸収まで1~3か月要することもあります。
ツッパリ感・ひきつれ感
腫れ、注入した脂肪によって、もともとのしわや凹みの部分が圧迫されていることによるものです。
腫れが引いて、脂肪がなじんでくると改善してきます。
脂肪採取部位の痛み
術後2週間程度は、吸引部位の内出血、打撲のような痛みがあります。鎮痛剤をお渡ししますので、我慢せずに服用してください。
このような症状が出ることがあります
施術を受けたことによる全身症状
だるさ、軽い発熱、吐き気、熱感、軽い頭痛など。通常は数日以内には治まります。
アレルギー症状
じんましん、全身のかゆみ、呼吸困難などが出た場合、アレルギー症状の可能性があります。
このような症状が出た場合、早めにご連絡ください。
脂肪採取部位の凹凸、しこり、色素沈着
術後しばらくの間は、脂肪を採取した部位(足)の凹凸や固さ、色素沈着が気になることがあります。数カ月かけて徐々に改善していきます。
しわやくぼみが残る
凹みの程度が強い部位や、動きが大きい部位(ほうれい線、口角など)では、注入量が少なかったり、吸収が強く起こったりして、しわや凹みが残っていてまだ気になることがあります。(注入量を多くするとその問題は起こりにくくはなりますが、逆に残り過ぎて膨らみ過ぎるリスクが出てきます)
そういった場合、術後6か月以降でもう一度注入を行うこともできます(料金は発生します)。
ふくらみが強い、しこりがある
上記のケースと逆に、3か月程度経過しても、まだ膨らみが強いように感じることがあります。
特に、目の下は皮膚が薄く、注入量もくぼみの程度に合わせて細かい調整が必要であり、なおかつ吸収量の予測が立ちにくい部位ですので、そのような症状が(他の部位と比べて)起こりやすい傾向にはあります。
ただ、通常はさらに時間が経過(6か月~1年)していくとさらになじんで気にならなくなることが多いです。
左右差
もともとのしわや凹みの程度には差があり、注入量をその差に応じて調整しますが、吸収の程度もやはり左右で違ってきますので、術後に左右差がまだ残ることはあります。
非常にまれに起こることがあります
注入脂肪の感染
術後数日経ってから、赤み、痛みが増強してくる場合、感染の可能性もありますので、早めにご連絡の上、お越しください。
注意事項
定着した脂肪は、半永久的に残りますが、その後何もケアしないと、お顔全体のたるみやくぼみは進行します。
脂肪がずっと残る = 今後何もしなくてもよい
というわけでは決してありません。
膨らみ過ぎて気になるとなった場合、脂肪を完全に除去することは困難です。
脂肪溶解注射等を使用して少しずつ減らしていくことになります。
よくある質問
Q 手術中の痛みが心配です。
A 笑気麻酔をして少し意識がぼーーっとしている間に局所麻酔を行います。皮膚の下に押されるような感覚があります。局所麻酔が終われば後は痛みはありません。お痛みが心配な方は、オプションになりますが静脈麻酔をつけることもできます。
Q 効果が弱い場合、もう一度受けられるのですか?
A 半年以上開ければ、2回目を受けることができます。
Q 術後どのようなことに気を付ければよいですか?
A 注入部位のマッサージは術後半年ぐらいは控えましょう。また、喫煙やダイエットは脂肪の定着を大きく妨げます。体重を落とさないように気を付け、タバコを吸っている人は頑張って禁煙しましょう。