にきびあと治療 コラム

にきびあと治療の難しさ

POTENZA(ポテンツァ)を9月2日から導入いたしました。

にきびあと、深い毛穴に効果的な施術です。

そこで、にきびあとのの原因、治療の難しさについて少し解説をしてみましょう。

にきびあとはどうしてできるのか

にきびは、毛穴に詰まった細菌が増殖して毛穴の中で炎症が起こります。

炎症が強くなると、毛穴の正常な構造が破壊され、炎症の範囲が毛穴を越えて広がってしまいます。

すると、炎症を抑えようとして人間の免疫システムが白血球を大量に動員し、炎症が起こっている部分で細菌と壮絶な戦いを繰り広げます。

その結果、炎症は治まりますが、周りの皮膚の正常な構造は破壊されたままです。

炎症が落ち着いた後、破壊された毛穴周囲の組織を修復しようと、コラーゲン生成が起こってきます。

ただ、コラーゲンによって修復された毛穴は、もともとあった柔らかい毛穴とは違って、固く開いた毛穴となって残ってしまいます。

これが、にきびあと(クレーター)が起こる原因です。

 

にきびあとの種類

アイスピックタイプとは、開口部が2mm以下と狭いのですが、真皮より更に深く達するタイプのニキビ跡です。

開口部が小さいため、目立ちにくいですが、結構多発している傾向にあります。

ボックスタイプとは、陥没しているニキビ跡の底面が平坦で円形のニキビ跡です。

浅いボックスタイプと深いボックスタイプがあります。

深く広いタイプのニキビ跡です。周囲の正常皮膚との境目がはっきりしており、ここの部分が光の乱反射を起こすため非常に目立ってしまいます。

図で分かるように、瘢痕の奥は真皮のやや深いところまで到達しています。ものによっては、真皮を越えて皮下組織やその下の筋膜まで癒着していることもあります。

大きく腫れてしまったにきびを一生懸命つぶしてしまった後などに生じやすくなります。

 

クレーターの治療が難しい理由

上の図で見てわかるように、クレーターは全て表皮を越えて真皮内(ものによっては真皮の下の皮下組織)まで及んでいます。

この、「真皮まで及ぶ」というのが非常にやっかいになってきます。

子供の頃のにきびあと、水疱瘡のあとが大人になってもずーーっと残るのは、真皮までダメージを受けているからです。

真皮は表皮と違って常にターンオーバー(代謝)を起こしているわけではないので、そのままでとどまってしまうのです。

美容皮膚科での治療には様々なものがありますが、基本的に皮膚の表面からのアプローチになります。

ですので、皮膚の表面に近い表皮の病変(しみ、小さいニキビなど)に対しては有効な治療も多いですが、皮膚の表面から遠い真皮まで治療効果を届かせようとすると、それなりに強い刺激をあたえないといけません。

クレーターは真皮が炎症によって固く変性(変形)してしまった状態なので、真皮にしっかりとダメージを与えて真皮を再構築していく治療が必要になります。

しかし、真皮にしっかりダメージを与えられるような強い刺激のある治療だと、当然「施術中の痛みが強くなる」「ダウンタイムが長い」「やけど、色素沈着などのリスクが高くなる」「値段が高い」などのいろいろなデメリットが生じてきます。

昔から、数々のクレーター治療が行われてきましたが、これらのデメリットを全て克服できているものはありません。

どの治療も、効果がないわけではないですが、回数をかけた割に、高い値段を払った割に、期待するほどの効果は出なかったというものが多い印象です。

クレーターや深い毛穴の治療が難しいことは今までの治療の歴史が物語っています。

なぜクレーター治療は値段が高いのか

どのクリニックでも、クレーターや深い毛穴に対する治療は比較的値段が高いです。

クレーター、毛穴治療は、針(のようなもの)で皮膚に細かく穴をあけていく治療がほとんどです。針は体に刺さるものですから当然一人につき一つの針を使います(使いまわしができません!)。その針はその機械専用の特殊な針なので、1個当たりのコストが結構かかります。

その上、麻酔クリームを塗る時間や施術時間も長くなることが多いので人的なコストも増えてきます。

成長因子などの薬剤を塗布、注入する場合はその薬剤代もかかってきます。

そのため、どうしてもある程度の価格になってしまうのです。

当院でのクレーター治療

当院では今までダーマペンが大変人気の治療でした。

そして今回新登場のポテンツアは、それを上回る効果が期待できる治療です。

その理由は

  • 狙った深さ(真皮層、さらにはその奥)に高周波を照射できるので真皮への刺激をしっかりと与えられる
  • 狙った深さ以外(表皮等の浅い部分)へのダメージは最小限(ダウンタイムも少なく抑えられる)
  • 刺激を与えた後の真皮再構築に効果的な薬剤(McCoom、BENEV)をドラッグデリバリーシステムでしっかりと注入できる

という点に尽きます。

やはり1回で劇的な効果が出るものではなく、回数は必要になってきますし、価格もそれなりにはなってしまいますが、治療効果に関しては最も期待できる施術です。

詳しくはPOTENZAのページをご覧ください。

ポテンツァ

POTENZA(ポテンツァ)は、RF(高周波)エネルギーをマイクロニードル先端から出力する医療機器です。特に、治療が困難とされるにきびあと治療に関しては、大きな効果が期待できます。

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術前のデザイン、幅の決め方、術後のケアの仕方、など埋没法に関するあらゆる質問に院長自らが答えていきます。(ちなみにこのコーナー以外もすべて院長が答えていますが・・・)

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